日本には元気で健康なシニア世代の方が沢山いらっしゃいます。
それでもお話を聞いていると、
そんなお声をよく耳にします。
ヨガは人と比べるものではなく、
人に合わせるものでもなく、
自分を見ていくことから始まります。
長年の生活習慣により
等、身体の状態は様々です。
特定の部分に頼って使いすぎると、本来必要な筋肉が意識できていない状態になる事があります。
そうなると体に負担がかかり、
など様々な病気の原因になると言われています。
シニアヨガの大きな特徴は、まず足腰の正しい使い方を知っていただきます。
腹筋群を意識できるようになると、無理なく背骨・骨盤が本来あるべき場所へ戻り、自分の力で動くという行為がスムーズに行えるようになるはずです。
言葉では簡単ですが、人目を気にせず自分に集中する事は慣れるまでなかなかできないものです。
もしかすると、自分の体の硬さは自分の積み上げてきた
ということなのかもしれません。
それらをほぐすために、ヨガでは足の指先からゆっくり時間をかけて細かく丁寧にほぐしながら行っていきます。
初めての方は、ヨガってこんなに地味なの?と思われるかもしれませんが、
自分の力で行きたい所へ行き、やりたい事ができるということが介護予防に繋がるのではないでしょうか。
体と同様メンタル面も同じです。
ご自身の体の硬い部分・動かしにくい部分を否定するのではなく、
ありのままの自分を受け入れ向き合うことが、うまくポーズを取る以上に大切なことです。
ヨガのレッスンは固まり、動きにくくなってきた部分を穏やかに呼吸しながら
そんな時間です。
インストラクターは途中で分からない所がないよう、
一つの動きでもそれぞれその人に合った動きが取れるようじっくり見ていきます。
時には皆さんで会話しながら、時にはご自身で動きやすい状態にもっていけるように柔らかく触れてサポート致します。
ヨガインストラクターとして日々の生活で少しでも軽やかに、
ご自身の体を自由に動かせるお手伝いが出来れば幸せです。
NPO法人日本カルチャーヨガ協会所属ヨガインストラクター 清水奈穂